カップさんの日常

気のおもむくままに書いてみたいと思います

カップさんの診断までの経緯(2)

前回までのあらすじ↓

cupcupsan.hatenablog.com



 時は流れて、検査の存在を視界の隅で気にしながらも、高校を卒業し、受験に失敗し、一浪して大学に入りました。部活にも所属し、優しい方々に囲まれていました。授業に部活と忙しい日々を送り、部活が節目を迎えたころ、それは冬でしたが、調子がおかしくなってしまいました。普段貯めないはずのLINEの通知を貯めだし、体が段々と重くなっていきました。自分の身に何が起きているのかわからないまま、部活を2か月ほど無断で休んでしまいました。全く動けなくなり、ただただ布団で転がっているだけの日々でした。時がたち若干回復したころにはコロナが流行っており、部活でも集まれなくなっていました。

 

 久しぶりの復帰はzoomでの新歓活動についての会議でした。授業も大学に通うのではなく、zoomでの授業になりました。この状況に苦しんだ方がたくさんいたでしょうし、このようなことは口にするべきではないとは思いますが、わたしはこの状況に救われるようなかたちになりました。それは、その当時を振り返って、わたしには大学に通う気力はなかったからです。このままではいけないと思い、メンタルクリニックに行きました。今の自分の状態を話したところ、うつ病ではないとの判断でしたが、薬を処方されました。そのときに発達のことを何度か相談したいと思いましたが、こんな私がおこがましいと思われるのではないかという謎思考が働き結局できませんでした。今思えば、それで嫌な反応をされたら次から行かなければいいと考えられるのですが、なかなか難しいですね。そこで行く意味を感じられなくなって段々とクリニックへの足は遠のいていきました。

 

 この間、わたしは後につながる行動を起こしていました。大学のカウンセリングルームに行ったことと発達相談支援センターへの相談に踏み切ったことです。これらの行動が未来の自分を大いに助けることとなりました。

 

つづく